メダカの針子や稚魚のエサのおすすめは何?【PSB+粉エサが最強】

メダカの針子や稚魚のエサのおすすめを紹介します。

メダカの針子や稚魚は餓死しやすく、常にエサを与えてお腹が空っぽにならないようにする必要があります。ですが、プロブリーダーでもない限り針子にエサを与え続けるのは不可能ですし、旅行にも行けないですし病気にもなれないです。

ですが、メダカの針子や稚魚のエサを工夫することで餓死を防ぎ、速やかに大人のメダカに成長させることができます。

メダカの針子や稚魚のエサの与え方

メダカの針子や稚魚は、エサそのものよりも与え方のほうが遥かに重要です。エサは正直に言って、ホームセンターで売られている「針子のエサ」を使えば大きく失敗することはありません。

ですが、先程書いたようにメダカの針子や稚魚は餓死しやすく、エサを与える量が少ないとどんどん数が減っていきます。

そこで、一日数回に分けてエサを与える必要があります。私の場合は1日3回から4回、3時間おきぐらいに針子に粉エサを与えています。さらに、朝とよるにPSBを与えています。PSBはエサを与え終わったあとも水の中に漂っているため常時針子がエサを摂取できます。

このように、粉エサ+PSBなどの生き餌の組み合わせが最もメダカの針子や稚魚の生存率をアップささせることができます。

生き餌のみ、粉エサのみではうまく育たない

一方で、活餌のみ、粉エサのみではメダカの稚魚や針子はうまく育ちません。なぜなら、粉エサは水槽に入れて時間が経つと針子が食べないからです。また、生餌もミジンコ以外のエサは栄養不足で、活餌だけを与えていると栄養不足で大きくならないです。実際、PSBのみ、ゾウリムシのみでは全くメダカは成長しませんでした。ただし、活餌は水の中に常に残り続けるので餓死を防ぎ生存率をアップさせます。

つまり、針子のエサは成長スピードを上げる粉エサ+生存率をアップさせる生き餌(ゾウリムシ・PSB)の組み合わせが最強ということですね。

屋外なら粉エサだけで十分

ただし、屋外で太陽の下でメダカの針子を育てる場合はここまで神経質にならなくても大丈夫です。なぜなら、屋外では勝手にミジンコなどのプランクトンが発生するため、常時針子のエサが投入され続けている状態になるからです。さらに太陽光の下では自然にグリーンウォーターにもなりやすいので、さらにメダカの針子の成長を助けます。

このため、メダカの針子を楽に育てたいのであれば、春から秋は外で育てたほうがいいでしょう。

メダカの針子や稚魚のエサのおすすめは?

さてここから、メダカの針子や稚魚のエサのおすすめを具体的に紹介します。

COMET 赤ちゃんメダカの主食

COMET 赤ちゃんメダカの主食は私が実際に使っているメダカの針子用のエサです。このエサはただの粉エサではなく、水に溶けるためエサを与え終わったあとも針子が吸収できるようになっており、餓死する針子が格段に減ります。

この針子用のエサはホームセンターで安価で売られているためおそらくベテランの方は殆ど使っていないですが、実はかなり優れた製品です。メダカの針子だけでなくミナミヌマエビやミジンコも喜んで食べる非常に優れたエサです。また、値段も非常に安く、どこにでも売られているので初心者におすすめのメダカの針子のエサとなっています。

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メダカ生体管理フード針子用

メダカ生体管理フード針子用は2023年に発売された最新の針子用フードです。非常に高性能でタンパク質はすべてのエサの中でも最も高い60%です。また食いつきもよくメダカの成長スピードが非常に早まります。ですが、まだあまり出回っていないのと値段が非常に高く数千円もするので初心者向けではないでしょう。

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パラクリア

パラクリアは寄生虫を駆除する効果があるエサです。粉の粒が細かいためメダカの針子もよく食べます。実際に私もパラクリアを与えていましたが、針子の食いつきは非常に良かったです。ですが、パラクリアは寄生虫だけでなくミジンコなどの微生物も殺してしまう可能性があるので私は現在は使っていません。もちろん濾過バクテリアには全くの無害なので気にしない方は病気予防の効果も兼ねて使えばいいと思います。

わさび 針子の餌 Premium (めだか)針子の生存率向上・成長促進

わさび 針子の餌 Premium (めだか)は針子の生存率を上げる粉エサとして非常に有名です。値段も高価ですが有名ブリーダーがおすすめしているため実績がある針子用フードとなっています。

こちら

その他のメダカ針子用のエサ

その他のメダカ針子用のエサも、大抵のものは問題なくメダカの針子を育てることができると思います。ホームセンターで安価で販売されているものや、ダイソーのメダカの稚魚用のエサでも問題ない可能性が高いです。

また、針子用のエサだけでなく、普通のメダカのエサを指ですりつぶして与えるだけでも育てることは可能です。屋外であればすりつぶしたエサだけでも育ちますが、屋内だとうまく針子が食べることができないためあまり生存率は高くないです。

メダカの針子のエサ【生き餌編】

次に、メダカの針子のエサとして使われている生きたエサを紹介します。生きたエサだけでは針子を育てることは難しいですが、粉エサと併用することで屋内飼育でも生存率を格段に向上させることができます。

PSB

PSBは光合成細菌という水質浄化作用があるバクテリアの一種です。メダカの針子のエサとしても用いられており、水槽に投入したあとも水中に漂い続けるためメダカの針子の餓死防止になります。静楽庵などメダカ業界トップの実績を誇るお店やブリーダーでも針子のエサとして用いられており、実績も高いです。

さらにPSBは自分で培養できるため他の針子用のエサと比べると管理コストがほとんどかかりません。

ただし、生まれたての針子であればPSBのみでも育ちますが、PSBだけでずっとメダカの針子を育てることは不可能です。生後1週間ぐらいから粉エサなども併用することをおすすめします。

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ミジンコ

ミジンコはメダカの針子用のエサの定番です。ミジンコは栄養が豊富なので、これだけでも針子から大人のメダカまでずっと育てることは可能です。針子サイズでは大人のミジンコを食べることはできないですが、ミジンコの幼生を食べることができるため餓死防止になります。このため、針子が産まれたら針子が入っている容器にミジンコを入れておくといいでしょう。ただし、針子が大きくなってくると大人のミジンコも全部食べてしまうためいつの間にかいなくなってしまいます。

また、ミジンコの培養はコツがいるため初心者にあまりおすすめできないのも欠点です。実際、プロの業者でもミジンコを全く与えていない方は多いので、普通に趣味としてメダカの針子を育てている方には必要ないでしょう。

グリーンウォーター

グリーンウォーターもメダカの針子の生存率をアップさせる生きたエサです。実際、グリーンウォーターを作ってメダカの卵を投入してそのまま放置しているという方もいらっしゃいます。特に屋外の場合は勝手にグリーンウォーターになっていることも多いので、何もしなくてもメダカの針子が育つことも多いです。

ゾウリムシ

ゾウリムシは動物プランクトンの一種でメダカの針子が好んでよく食べます。ペットボトルで簡単に培養できるため、メダカの針子に与える生きたエサの中では最もハードルが低いです。ですが栄養価が非常に低く、餓死防止にしか役に立たないため私は今は全く使っていません。

まとめ

メダカの針子の餌は品質よりも与え方が重要です。屋内では粉エサ+生きエサの組み合わせで餓死を防止できます。屋外ではあまり神経質にならなくても大丈夫でしょう。とはいえ、趣味程度であれば大人のメダカ用のエサを指ですりつぶすだけでも構いません。金魚など他の魚の稚魚よりも育てるのが簡単なので今まで生き物を育てたことがない方でも簡単に飼育できるでしょう。

 

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